2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

3年

27になったから 召集してみた 3年振りに 顔を合わせた友人が ニタニタ笑う 3年なんて いつの間にか 過ぎていた これから3年間 また、こんな風に 過ぎてくのか 好きなだけ 食べ、呑み 好きなだけ 言い合い 明日からの 3年間を 考える そして、ふと一言 3年間 …

音が脱皮した カタチを変えて 心にスッと 入り込んできた とても 気持ちよくて その上に 寝そべってみた 音の上に 寝そべる なんとも 厚かましい もんだ 自然と口が ゆるみ 身体も ゆるむ 音と 楽とが つながったのは いつからなんだろ

おしずかに

ニャン。と 一声掛けてみた すると、ヤツは カラダを斜めに 飛んで逃げた 音などなかった 噂の車なんかより ずっと で、思いつく。 もし、人間以外の 足音が、 ざわめきが、 人間のそれより 大きかったら どうだろか。 一体どんな 音が 聴こえるのか ちょっ…

当たる

ヨニモ キミョウな ゾクゾク感が また 当たる 昼過ぎから ムズムズ 嫌な予感 的中。 電話口から コトバならぬ 想いが ビンビン 身体中を 掛け巡る 久々の 熱いコトバは なにやら 思い出す 受けた 身体は 跳ねのけず ジッと 止まっている なにやら 夏の あの …

読む

風が 虫が 木の葉が 耳元で ささやく 何を 言っているのか 分からない ただ何か 感じる。 人間が 編み出した 文字は とても 便利で とても 賢い 道具 人間同士の 風は 読めなくても さっき 流れた あの 風たちを 読みたいものだ 人の吹く風より あの 風を 読…

多彩

鼻から ぜんぶ 吸い込んで しまいたい 気持のいい 空だった 全身空色に 染まったところに みどり色した カナブン。 ひっくり返って ジタバタ しているのを みつける 全身青色の わたし ヒョイッと つまんで 空色に 染めてやった 多彩な自然 多彩な人間で あ…

こんな所

ケラケラ 笑い 肩を震わせ 友曰く 結婚式って ほんと バカバカしぃわ うわぉ 言うなぁ〜 と こちらも ケタケタ なんで あんなに 真面目に 泣くのと また ケタケタ あらあら。 なんでよ と声がする だって と声がする 皆が 大きく頷く その姿より 目がテンに …

ことば達

クチャ クチャの 思いを きれいに 整列させて 先の見える 一本のことばに 並んでくれない ことが多い あっちの コトバ こっちの コトバ 飼いならされていない 文字は 無秩序に 踊り出す タン タン タラン〜 終始がつかない ことば達 今日も また はみ出して …

もういい

よく 憎んだ よく 責めた よく 懲らしめた よく 卑下した よく 傷つけた もういい 誰も悪かない どこにも 悪はない 悪者探しは やめにしよ もういいんだから

首輪

垂れ下った 眉毛の 犬をみた 悲しいのか 嬉しいのか 寂しいのか それとも 何も 思っていないのか ヒョッコ ヒョッコと 何度も 何度も 後ろを 振り向きながら また 垂れ下った 眉で 振り返る 周りには 犬一匹 飼い主は いない 首輪もない 自転車で 追い越した…

ゆらゆら 動く キャンドルを じっと 眺めていると 暗闇から 声がした 「こんばんは」 ペットボトルに 何十個もの キャンドルを 浮かべた主だった お盆だから、と お互い 顔が良く見えない けれど 会話が 続く 話していると 声の底に 穏やかで やさしい 声が…

ブラブラ

大阪にいるのに 通天閣に のぼったことが ない 夜の通天閣に 一人 ブラブラ初めて ギンギラ 輝く そのテッペンから 見たのは 分からなかった 一周して また 一周して 今度は 反対周り そして 立ち止まる 夜のネオンに 包まれる 町並みは ただ なんとも 言い…

今宵は

『今夜 午後8時30分から 午後9時頃まで 「月下美人」の花が咲きます 良ければ 4号棟○階に お集まりください』 エレベーター下の 回覧板に こんな手書きの 伝言が 誰だろう こんなところに こんな一言を おいてくのは 数分しか 咲かない花は 見えなかった け…

調べもの

2009年の 調べものに インターネットは 必須みたい もし 1990年に 死んだ人が 生き返ったのなら この世界を なんて呟くのか 100年前の人の 調べもの 1000年前の人の 調べもの どうしてたのか なぜ人は調べ なぜ人は記録し なぜ人は情報を 得ようとするのか …

こころの中心に ズボッと なにやら音がした 音と共に 茶褐色の芯が 潜り込む 心地よい 突き刺さったわけでなく 傷みがあるわけでなく 違和感があるわけでなく ただ 心地よい ただ いつまで 心地よいものか 消えないように 見失わないように 毎日、そっと 潜…

ない ない ない どこを 探しても なかった シトシト 降りかかる 雨が 余計に イライラさせる 鍵の束を なくした カバンを ゴソゴソ かき混ぜ シャカシャカ 音を響かせ 鍵の在処を 想像する 諦めかけたとき アッタ ギュッと その手に 握りしめていた 大切なも…

越える

懲りもせず 自ら 傷付きに いった こころを 尖ったもので グリグリ 知っていたのに また 懲りもせず そちらに 向った 痛い あ〜イタイ こころに 滴が 目からも 滴が 溢れだす でも 前とは違う 自分の中に 寄りかかれる なにかが 芽吹き だした きっと だいじ…

口が なくなった コレは 見せ掛けで 飾り物。 本物は 身体の どこかを 彷徨ってる それで、だ 身体中で コトバが 木霊していた 正確には 口ではなく、 声帯なのか 多くの 感情を 内に 溜め込み もう 毒に なっている なんとか 吐き出さなくちゃ ただ 出口が…

子どもへ

食べ物は… チョコレートに アイスに スナック菓子 最近ご飯を 食べない 性格は… だだをこね 自分の話がしたくて 仕方ない 行動は… タタタッタ 前のめり 見ていると こけそう 昼寝をする これは誰。 はい 子どものような でも 違う 正真正銘の母 うつになり …

生まれてから 今までを 一本の線にしたいのか あのときの あんなこと こんなこと 全てに 意味を付与する まるで 意味のないことが 恐ろしくて 不安で 立っていられない そして、いけない ことのように 自分がなぜ こうなのか 過去を探り 問い巡らす あれは …

頭ン中

ある日 突然 あらゆる モノ・コトに 反応し出した 脳みそ あっちの 点 こっちの 点 そっちの 点が 線になる 新しい カタチが 脳みその中で 出来上がっては 消え 出来上がっては 消え それが 何度も 何度も 繰り返す 気分は高揚し 同時に 不安になる どこに …

待つ

じっくり 「待つ」ことが できなくなってきた 手紙が届くと 指が動く 文字を書くのではなく 携帯のボタンを押そうと そして グッと 我慢する そこで容易に繋がっては いけないと 自戒を込めて 止まぬ 想いを 頭中で 巡らせる 日本のこととして 考えると 良い…