2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

われら

ふと 頭に浮かんだ われら われらの 大合唱。 われらが なんだ。 われらが どうした。 耳に 蓋して 考え 巡らす。 あっ!と 中学時代に 暗唱した 憲法前文を 思い出す。 「ひとしく 恐怖と欠乏から 免がれ、 平和のうちに 生存する権利〜」 誰もが 安心して …

洗い、流したい

洗い流したい なにかが あるみたい。 スッ飛んで 帰って ドカドカッと 風呂場へ直行。 皮を 剥ぎ取り 余分な 肉みて ため息 ひとつ。 あたまを 逆さに 身体を ひねり、 ため息 ふたつ。 お湯を 浴びて 水気を ふき取り ポンポンポン。 何も 出やしない。 何…

自分を 含めて 5人いる。 すると、 4人の 感情が 溶け込む ように 響いてくる。 何を 望み 何を 欲し 何を 伝えたいのか…。 なのに 自分の 感情は 溶け込む どころか 跳ね返りも しない。 そもそも 感情が あるのか ないのか それさえ わからない。 カタチだ…

背中

背中で 感じた 幸せは、 こころの 在り処を 考えさせる。 見えない トコに こころが あった。 今度、 友人に 聞いてみよう。 背中に やわらかな おだやかな 何かが くっついては いないか、と。 そして 見てみたい。 相手の 背中に やわらかな おだやかな 何…

さよならカラ

終了ですね。と にっこり 笑って 彼女は 言った。 からだの内の 力が抜けて 気も抜けて 黄色い空気が スゥッ 出ていった。 おしまい、は きっと はじまり。 さよならも きっと はじまり。 もう、 まもなく スタート地点。 もう、 まもなく 最初の いっぽ

こんな世

目があり 手があり 足がある。 頭があり 心があり 私がある。 どうやら この世を 生き延びた。 どうやら この世で 生きている。 つめたい 風が つめたい 空気が つめたい 雨が 吹荒れる こんな世に。

バンザイ

朝。 ギュ ギュ ギュッ 押されて 押されて 降りた ホームの向こうに バンザイした ひとの手、2本 見えました。 あれまっ、と も一度 確かめようと ひとの手、2本 確かめる。 なのに それは、 どこかに 流され 押され 消されてしまう。 確かに 見たの ひとの…

蒸気

頭んなかが いっぱいで 破裂するかと 思ってた。 押し込んで 詰め込んで 潰れかけの チャックを 閉めて ふたをした。 なのに あふれ出てくる モヤモヤ蒸気。 いや、だから あふれ出てくる もやもや蒸気。 火照った頭は 役立たず。 そのうち ブチッ、と 音が…

破壊

破壊。 そう 書かれた 地面を踏んだ。 破壊。 そう 書かれた 黄色い紙をみた。 破壊。 そう 書かれた デジタル カメラをみた。 破壊。 そう 書かれた はみ出た にくをみた。 そこら中に 見える 破壊、の にもじが 少々、不安にさせる 少々、期待もさせる。 …

氷上

ペタペタペタ、 裸足で 氷上を 踊ってた。 丁度いい 冷たさが 心地よく、 気持ちよく、 キャッ キャッ 言いつつ 踊ってた。 目覚めて 感じた いい朝は それほど長く 続かない。 パタパタパタ、 音も立てずに 倒れてく。 脆くて 緩くて 軟弱で。 夢みたい。 …

まるく

脳ミソに 黒い カケラが うっすら 見える。 何かが ある。 確かに 何かが ある。 見るたび、 気付くたび、 尖った カケらが 胸を突く。 カケラを 集めて。 ヤスリを かけて まあるく まあるく してあげよう。 尖った先は 痛すぎるから。 まあるく まあるく …

一本道に

毎日みる 建物 毎日とおる 道 毎日かんじる 空気 毎日ある そのものが どうやら 違ってたみえた。 そのものたちが 見てくれ じっと 見てくれ、と 訴える。 引き出せ 引き出せ、と 光を放つ。 ピタリと とまった 時間と空気。 一枚の紙上に 落ちないように 崩…

選ぶ

妬み 恨み こだわる 自分。 たった 一言が 聞きたくて ぶら下る。 もう 諦めて 許して さっさと お別れしても いい頃なのに。 人はそう 変わらない。 自分を変えて 気分を変えて 道を変えて…。 うまれは 選べない。 選べないものを こだわるよりも 選べる道を…

いい人

いい人 できると いいね。 友人との 別れの際は こんな感じで サヨナラしてる。 毎度 毎度のことばに そのうち 別になんとも 思っていない 白けた自分を 忘れてしまう。 悲しいのか 寂しいのか 喜ばしいのか なんとも 思っていない。 そろそろ…。 なんても …

のぞき見

いつつの指の すき間から のぞき見してる。 怖い映画を 見るように。 おそる おそる。 ビクビク しながら。 そっと のぞき見してる。 見ては いけないと、 言われてしまうと、 見てしまう。 考えては いけないと、 言われてしまうと、 考えてしまう。 その …

かみさん

サワラヌ カミニ タタリナシ 物事に 関係しなければ 禍を招くことは ない (広辞苑より) と、あった。 「かみ」とは 「神」のこと。 よく 神さんに 触れてしまう。 よく 禍を招いてしまう。 そして よく 後悔する。 今回、また 神さんに 触れたみたい。 心…

反抗

バシッと 叩かれたら ワンワン 泣いて。 呪文のような お説教には ションボリ お付き合い。 イライラ虫には 話をすり替え 気分を一転 させてあげる。 右に倣えで 右に倣い。 左に倣えで 左に倣う。 バカで 真面目で 抗うことを 知らない者が 大きくなると…。…

針路

頭を抱え ひざを抱え ちっこい 自分を抱えて 考え 悩む。 右にも 左にも その たくさんある 隙間にさえも 自由に ゆけない 惨めな 自分の針路。 惨めに している 自分自身。 生きたい。 行きたい。 いきたい。 はずなのに…。 海は 穏やかだ。 晴々してる。 …

美しい モノを みるために 行くんだよ。 みんな…。 知らなかった。 考えたこと なかった。 そうなんだ。 そこに 行くのは そう、 何かを 見つけに… 何かを 聴きに… 何かを 感じに… 何かを 発見しに… 身体が こころが 訳も分からず 揺れ動く。 ただ 行きたい …

ふと 時が 止まる。 いま と いま との あいだに 挟まれ、 心地よく 気持ちよく うっとり しながら 我をも忘れる。 いま と いま とが 過ぎたころ 包みは めくれ 世界は 大きく 開かれる。 心地よい 隙間を 求めて また 半歩、と 大きな 扉口から ちょいと …