2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ちょうど

拒食が終わり 過食が終わり つつある 3人前の胃は どこへやら いまが ちょうどエエ これは大変 むずかしい ちょうどエエ これほど むずかしい ものはない 何が どこが どう ちょうど エエねん 足のサイズと 靴のサイズが ピッタリ くるみたいに ちょうど ち…

就職活動 黒い服を 着るのが 嫌で あまり 着ることなかった 着てみたものの しっくりこなかった 自分がない 個性だ 個性だ と言って なぜ、みな 黒い服で… いや 実は 分かる 皆と一緒に なっていても どこかで 分かる 例えば 声 実は 丸見えなのです 聴く人…

コックリ

最近 日中のコックリが 妙に多い しかも 無意識 恐ろしい 現実と夢とが 交差する これは 夢? 現実? グッスリ 眠れず 起床数時間前に 目が覚め そのまま ウロウロ そして 数時間後に 睡魔 なんとか 絶たねば エライことに ネンネン コロリン ネン コロリン …

スロー

最近 スローな 絵をよくみる 景色が ソロ〜リ ソロ〜リ 動く ハッと 辺りを見る まるで 世界は なんにも なかったように 走り出す そのスローな 景色が 頭から離れずに 携帯のカメラで 撮ることに だって 世界が 言うのだから 見ろと 撮れと 頭に 刻みこめと…

救い

今にも 降り出しそうな 雲を眺めると 今にも 泣き出しそうな 母の顔が 重なる 殴りかかるような 激しい雨を 見ると クチャクチャの顔して どうしようもない 母を想像してしまう ヤセてきた 祖父母も 気にかかる 老いを 止めることも 病を 止めることも でき…

フツー

フツーの子より できることが 遅かったり フツーの子と 一緒のことが できなかったり フツーの子とは… 障害を持った 子どもさんを 持つ親が言う わたしは いわゆる、その フツーに入っていた フツーの子と一緒が とても 辛く とても 重荷で 負担で 苦手だっ…

雨がすき 傘をさして レンインシューズを 履いて トコトコ 歩くのが なぜか好き エイヤッと 傘を捨てて ずぶ濡れで 帰ってみたい なぜ天から 水がこぼれ 落ちるのか 仕組みは あるのだろうけれど そんなの 知ったこたない ただ 上から水が 降ってくる なんだ…

かくれんぼ

なんだか 悲しい なんだか 寂しい なんだか 空虚だ なんだか わからない どの感情が ほんまもん なのか わからない ダラリと 頭を 逆さにすると 脳みそが グルリと 回転するのを感じる 生きてることは 確かだ 家に着くと 友人からの ハガキ ホッと 一息 そこ…

最近は 90歳でも元気な人 おるねぇ〜 やっぱり 動いたり なんや せなあかんねぇ。 お隣から こんな声がした 90歳で、もし 生きていたなら ぴんぴんした 元気な 年寄り じゃなくてもいい 毎日 ウトウト 甘い お菓子と おいしい パンと ソーダ 流行の 音楽に …

6月○日

6月○日 この日になると 思い出す ある 友人を 最後にあったのは… 最後に声を聞いたのは… 今も残る ステージに立つ 眩しい 彼女の 笑顔の写真 16歳で 彼女は 大人だった 13歳の私に 30歳みたいや と言って 笑っていた 実は彼女こそが そうだった 大人にならざ…

米粒

食には 気を使っていた ハズが… ソト食 始めて アカンことに アレルギーが 出始めた のどがイガイガ 抵抗力も減!? しかし 食べ物が まずい以前に 味がない これが一番の 問題 米にしても 麺にしても 何にしても 味がない 味が薄いのでなく 素材そのものの …

一吹き

ず〜っと ず〜っと 生きてる 永遠の命を 密かに考えていた 死ぬのは 分かっていても 現実として 考えられていなかった 今もそうかもしれない けど最近 思うこと 人生は 思った以上に 一瞬だって こと フッと 吹き飛ばされ 風に舞い 跡形もなく ほこりや チリ…

スイッチ

ON OFF このスイッチが 壊れている 昔からなのだ どっちつかずの 微妙な ところで プルプルと どちらか 一方に 行けばよい スッキリ アッサリ 潔く なのに 知らないのか 知りたくないのか 何を恐れているのか コッテリ ベットリ 張り付く ONの スイッチ

スピーカー

駅をあがる その階段から 選挙演説のような スピーカの声が 響いてきた 朝から うるさいな〜 そんな気分で 地上に出る 選挙ではなく 働く人の味方? ユニオンだった 必死に訴え ビラを配る なぜか その力が 好きなのだ 学童保育を 求めるデモにしても 何かを…

狂った夜に

高校のとき よく夜の ダンスに いった 大音量で 流れる中で 躍り狂う 自分を 表現するわけでもなく なんでもない リズム 関係なしに 自分勝手に ジタバタ ちょっと ことばの 悪い 音楽に 怒りを 込めたあの頃 今は 眠気も 誘う クラッシックで 癒される ちょ…

梅雨

日本は 梅雨入り 母は うつ入り どんよりした 空と どんよりした 母と 重なり それは 見事な タイミング 冬眠から間違えて 目覚めた クマのような 目で 遠くを 見つめ また波がきたと 悲観する その恐怖と その不安と辛さを 少しでも 拭いされたなら ポツリ …

袋入り こりゃ 悪魔だ さっきから ゴソゴソ 小さく穴を 空けた 袋に手を伸ばし ヒトツ フタツ ミッツ ヨッツ … あれッ いつの間にか ポッポッポ コロリン と出てきたのは 飴チャン ヨッツ 通りで 口の中が 胃の中が ヘンテコリン イライラ するなかれ ソワソ…

夢はない 夢と名づけない 蒸気のように 霧のように いつの間にか 消えるのを 知ってしまったから 夢は 蒸気 夢は 霧の中 夢は 形がなく 掴み取れず 密かな 期待を 抱かせる けれど 期待は ハズレ 夢は 音もせずに 夢のまま 宙を漂い 彷徨い続ける それが夢 …

輝いて

趣味は 仕事に しないほうがイイ そう聞く そうなのかな 皆が みな 一番輝けること それを中心に 生活したら 素敵な 世の中に なるじゃない 仕事というものは… 世の中というものは… 集団というものは… 生きるってことは… 現実ってものは… それは少し横に 寝…

ヤツ

ヤツは怒っていた 「どうなってんだ!」 「テヤンディ」 「どうしてこんなに遅いんだよ」 だって だって 心の声は 「イヤイヤ」 と首を横に振る それに従った 怒りの声をよそに わたしは 本を持って 布団をかぶった そう、無視した 朝 そいつは 平たい顔して…

とっても

ヒトは なぜ 複雑な 感情を持ち 複雑な 人間関係を構築して 複雑な 社会を作るのか 複雑と 思い込んで 実は とても シンプルで とても 簡単な ことなのに 皆が 快適に 気分よく ならないのか 誰一人として 同じヒトなんか いやしない これって とっても 愉快…

〜したい

〜したい ことは全部やってきた 鳥になって 大空をとびたくて 大空を飛んできた 馬に飛び乗りたくて 免許を取りにいった 憧れの俳優と ペラペラ話したくて 日本の高校から脱出したくて 高校一年 海外で過ごすことにした 他にもツラツラ 〜したいは 全て叶え…

消えないで

とても 白くて サラリとしていて なんだか あっという間に 消え入りそうで 怖かった 胸の奥が ギュッと 締め付けられ どうすることも できなかった 少しでも そこに色を添えたくて 精一杯の笑顔と 精一杯の握手と 精一杯の想いを その場に込めて 病室を 後に…

死ぬ瞬間

死の瞬間をとらえていた なんていうと どこの誰の死の瞬間なのかと 思ってしまう けど 違う ヘビとカエルが 色鮮やかに写し出されていた ヘビは大きな口を開け カエルがその口に収まっている その目がとても 印象的 ヘビの目は 生 カエルの目は 静 生死とは …