2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

[自分]顔

妙に嫌な顔を している 前から見ても 横から見ても そう、きっと 上から見ても 下から見ても 嫌な顔をしている 小さい頃より 自分の顔を 見れるようになったのに 最近、 心と身体が妙に ずれている 同じように 心と顔も妙に ずれてきた もし私が アーティス…

[本]問い

あなたは誰? そう問われた本に 戸惑った 小学校6年生 それから 本を読まなくなった 本を読めなくなった なぜか分からないけれど 私は誰? クルクル頭を 掛け巡り それから 国語の成績も グンッと 落ちた ちょうど思春期に入ったことも あったのか 私は誰? …

黒豆大福

日曜日 朝から にらめっこ 自分の欲望と にらめっこ 甘いものコールが サイレンのごとく 鳴り響く これを追いやり 約2年 今日もまた 追いやるだろう そう思っていた けれど いつの間にか 目の前に 大きな黒豆大福が やってきた 欲望はついに 爆破 身体が制御…

存在

ある新聞で見かけた コトバ 存在の世話 なんだか 気になる 右をむいても 左をむいても 聞こえてくる うつ という言葉 周りはどう 関わればと思ってしまう そんな中でのことば 存在のお世話 特に否定することも 特に肯定することも なく その存在をお世話する…

欲しかった

本でも お金でも 洋服でも カバンでも ゲームでも おもちゃでも なんでもなかった 欲しかったものは カタチのないもの 支えにしておきたいもの ココロに留めておきたいもの 人はきっというだろう そんなことは…と そうなんだ 求めても どうにもならない そう…

ダイエット

健康診断での宣告 体重20キロ増 腹囲20センチ増 貧血気味 ギョッとして 目が落ちそうに 頭に浮かんだのが 減量の2文字 以前の食生活に 戻るのか それとも 今の状態を続けるのか … ではない そもそも 細くて 倒れそうだった 食べることを控え 自分を追いやっ…

電車内で 流れた 小粒の涙 甦る昔の記憶 好きな音楽を 爆音で聴いて 何度も何度も 聴きながら 身体の水分という水分を 出し切っていた 昔の記憶 目を真っ赤に腫らして 声を押し殺して ただ 涙した それが いつの間にか 涙することを 忘れていた ふと流れ出た…

変わる

卒業以来始めての 再開 口々に 「変わってないな」 「変わってないな」 そう言うけれど 皆 「変わった」 とても変わっていた 強く そして 美しく 一段と 魅力的に 磨かれていた 人間的に とても素晴らしい そして 誇らしく思えた 誰一人として 荒んでいない …

ことば

イライラ虫が 邪魔をする そう言えば最近 慣れ親しんでいるはずの 日本語が 遠くに感じる よめない きこえない みえない 身に入ってこない 目に入る 人の仕草や 表情 間 日向ぼっこしてる 猫の行動は 理解できるのに イライラ虫が 邪魔をする もっと体を使っ…

知っては、いた

口をアングリあけて ビクリともしない老人が 4人同じような形でベッドに 横たわっていた 胃から直接栄養をとる 経口食が命をつなぐ 知っては、いた お昼時 食べさせてもらうひと 自分でゆっくり食べるひと 食べたと思ったら出してしまうひと 咳き込むひと 知…

ムスッとした顔で 喫茶店に入った 何にもない なにもないわ 氷いっぱいのアイスティーを飲み干し 立ち上がった とたんに ワイワイ ガヤガヤ おばちゃんが5、6人 「あたし何にしようかな」 「アイスカフェオレにするわ」 「イヤッ!それおいしそうや。あたし…

一粒

一粒が クレーン車を呼んだ 一粒が 引越し屋さんを呼んだ 一粒が 幼子を呼んだ 一粒が 大群の虫を呼んだ 一粒が 人を混乱させ 家族を困らせた けれど この一粒が 生命を維持し 病の進行を止めた たかが一粒 されど一粒 おそろしき 副作用 ありがたき 効用 ひ…

女、男、それとも

衝撃的なデキゴト。 世の中、女と男で 構成されているのだと 思っていた。 学生時代に インタビューした人に 「どちらでもない」 そんな人に出会った 知ってはいたけれど 実際に話すと 不思議な感覚が 不思議な感情が フワフワっと 浮き出てくる とても 居心…

空っぽ

調子にのって 身体の声に 耳を澄ませた はいはい こうしたいのね じゃ そうします はいはい 次はこうね はいそうします 言うことを 全部実効した 最後に向かった 行き先は ジムのランニングマシン いつの間にか 走っていた 何も考えられず 30分 無我夢中に …

ピカソ

ピカソとクレーの生きた時代展 関西で始まった ピカソといえば ワカラナイものの 対象 けれど 手に取った リーフレットを じっとじっと 眺めてみた 変だな 変やな と ふと現実の世界に戻って 辺りを見渡してみた 直線の整ったカタチ 曲線の整ったカタチ 数ミ…

やってみたいこと

暗い感じのバーに 1人でいって 一杯何かを頼む ジャズを聴きながら いい気分で 隣の知らない誰かに話しかける 世の中のこと 周囲のこと 社会のこと 人間について 知らない誰かと なんともないことについて語ってみたい 自分にとっては主人公ではない 脇役の…

こども

ポカポカ陽気に誘われて コーヒー片手に公園へ 錆びれた遊具に腰掛ける ポッポッポ チュンチュンチュン パタパタパタ そのうち キャッキャッ と楽しむ三人兄妹ご登場 1つの遊具で身体いっぱい使って ニコニコ顔 どうやって楽しむのか考えない 動くと同時に笑…

救急

ドスンッ 早朝 鈍い音がした 家の誰かが転倒した模様 おばあちゃんの声が響く どないした どないした どないした(確か3回) 数秒の間に考えた 救急車 救急車の中の自分 血 人工呼吸 入院 やりかけの仕事 連絡しなきゃ 介護は 自分の人生は どうすんだ… 転倒…

お風呂

お風呂場に足を踏み入れた途端 脳ミソが唸る スイッチオン まずはこれ 自分の体型について なぜヤセにこだわるのか いつからこうなったのか 何が要因なのか ブツブツ 考える そのうち 最近気になることばについて それは、許し 最愛の人を殺されて 相手を許…

都会

冷たくて孤独で情がなくって笑顔もなくて寂しいところざっとこんな感じなのかなそんなこともないかきらびやか、にぎやか何でもあってさっぱりしてる便利でお得でまっ悪かない大型スーパーで若いレジのスタッフと近所のじいちゃんが世間話魚売り場のおじちゃ…

日曜日 空に恋した 大きく手を広げて そんな空と雲と風に巻かれて 宙を舞いたい クルクルクルくる ストンッ と降り立つ地点はどこだろか おちる瞬間が永遠につづくと いいな

悪(ワル)

悪 頭の中がこれでいっぱい この言葉以外に浮かばない ずっと良い子ちゃんだと自負してた そんなことなかった 真面目で 正直で 素直で 純粋で 優しくて こんなの嘘っぱち 自分じゃない ずる賢くて 人のことなんてきっと考えない 自己中で 頑固で どうしよう…

さくら お花見 新生活 新社会人 新入生 春といえば 目にする風景 耳にすることば その全てが新鮮で 明るくて 希望に満ちているような ワクワクする 本当に? 「あたらしい」ものの集まり 「新鮮な」ものの集まり 「しあわせな」ものの集まり こうしたものに …