2009-01-01から1年間の記事一覧

これで

嫌というほど 自分 自分 自分を 考えた そんな 一年でした どうしようもない 自分をみながら どうしようもない 気分に何度となく 陥りました だからと いって何か 分かったわけでは ありません きっと ずっと ずっと 分からない 自分が あるのだと 思います …

透きとおうた 

透明の すきとおうた 水だった とにかく 美しい すきとおうた 水だった 煙たかった 喫茶店に 殺伐とした 都会の中に 曇った視界の その先に それは それは きれいに 流れる すきとおうた 水をみたのです。 どうして そんなに きれいなのか 問うことも なかっ…

そうじ

テンコ盛りの 机を 一掃した できるじゃないか できたじゃないか 自分を褒めたたえる いつの間にか 「いらない」の 判断が早くなっていた あれはこっちに これはこっちに 「まとめ」の 判断も早くなっていた 年を重ねたせいか 仕事のお陰なのか 理由はいかん…

ムズムズ病

自分という アイデンティティを 持ったその日から どの場に属していても ムズムズ虫が やってきた 日本を離れたとき。 学生時代だった頃。 居場所を見つけた そのとき ムズムズ病は 静観していた そして、いま また やってきている ムズムズ虫の 大群が。 足…

悲鳴はどこから

グゥルグゥルと お腹が悲鳴をあげる だけども お腹と気持ちは かけ離れている キモチは 水以外のものを 入れたくない 無駄なお肉が あっちこっちに くっつきながら なぜ 求めるのだろうと 不思議に不思議に 思う 機械のように 動きはしないのか、と 求めるの…

あっちへ

寒いの 寒いの 飛んでいけ。 と 思うものの つめたい くうきが 妙に きもち 良い ことが ある。 そうして 空を見上げると 糸引く 綿菓子みたいな 雲が あっちへ 流れていくのを みる なんて ちっぽけなんだ 口を大きくあけて あれも これも それも なんてこ…

貪欲に

痛かった とても 痛かった 階段から滑って 膝小僧が 泣いていた うずくまって 膝小僧を抱えて やった 同じ小僧を 去年の冬に 泣かせていた ただ 痛くなかった ぜんぜん 痛くなかった 後で見ると ズボンに 小さな穴と 赤い染みをみた 気にせず 走っていた。 …

あるもの

敵などいない 悪などいない 恨み 辛み 呟くなかれ ただ その心あるのみ 生きている ただ それだけで 罪深きことなり 敵などいない 悪などいない あるのは その 心のみ

昔から 鏡を見るのが 嫌いで 鏡がチラリと 見えるところは 避けていたし 手鏡を持ち歩く ということも しなかった エチケットや 男性、女性に かかわらず そのあたりは どうなんだっと いう話にはなるものの 概して 困ったこともないので 今でも やっぱり そ…

イマドキ

マニュアル人間 指示待ち人間 打たれ弱い 最近の若者は… こんな言葉を 誰が 発しているのか どこで どうやって 刷り込まれるのか ナマで聞いた 別の 最近の若者像。 とても「純」だ そうだ 自分たちの世代では 考えられないほどに 純粋だという いいことだと…

大人に

バレエの発表会 久し振りに 観にゆく ライトアップされた 舞台でタラリン タラリン 踊るのは まだまだ 小さな子どもたち 足取りは おぼつかない どの子も この子も 観ていると…。 涙が溢れてきた スイッチが入ったように 流れ そしてまた 流れ出た ぼやける…

マイナス思考

今朝 マイナス思考に 陥り プラス思考に 転じて ふと思う プラス思考に 転じて 抜けてしまった 思考がないかと。 なんだか良いものを 飛ばして、 いいじゃない、と マイナス思考に ネコでもかぶせた プラス思考に なってはいないかと よくよく 考えてみる な…

お金

自販機で 初めて 自分でジュースを 買ったのが ちょうど 2年ほど前か 120円が高かった いつの日か 少しの お金が舞い込み ちょくちょく 買うように。 缶だけでなく ついには絶対 手をださないと 思っていた ペットボトルにまで。 お金ってなんだろう… ちょっ…

それでも

結局のところ いじめって なくならないんですよ なんて 現場で働く 先生が言う ふ〜ん そうだよな いつの時代も あるもんな なんだかんだで いじめられっ子も いじめっ子も なくなりは しないんだな、と そのときは うんうん 頷いた、だけどだ やっぱり 希望…

命について

趣味は 特にない 好きな本は 特にこれといって 好きな食べ物は ○○が好き 好きな音楽は ○○ 将来の夢は 特に大きな夢はない 小さな夢ばかり 何か努力していることは すっごく 頑張ったのなんて 何十年も 前の話 … もしも もしも こんな どこにでもいる フツー…

オトウサン

カフェで 一人物思いに ふける 後ろから か細い女性の声が 聞こえる 話の中に 何度も 何度も 「オトウサン」 「オトウサン」 そんな 言葉が出てきては 消えてゆく 家族でいたのだろう 妙に 自分の頭に 残ってしまった 自分には 「オトウサン」と 呼ぶ対象は…

頭が ぽんやりする 記憶は20年前 学校に行きたくなくて 朝 グズグズ していた ネコのアニメを 観ながら グズグズ していた そのうち 腹を抱えて いつもの パターンを 繰り返す 腰を曲げて おもむろに 熱はかりを 取り出して 隅に隠れて コシコシ こする おま…

一歩は

看護師か 医師に なって アフリカに行くんだ、と 小学3年のときに 考えた やせた子どもが 食べ物の配給を待ち 光のない瞳をしている その姿に衝撃を受けた よくある話 そこには否定的なことも 含まれている なぜ私が生きて あの子たちが 苦しんでいるのか、…

比較

こっちと あっち そっちと こっち あの子と この子 その子と あの子 品定めのように 比較されるのが とても とても 嫌だった それに 怯えて それに 恐れて それに 揺れる 毎日を送ってきた なのに、いま あれと これと それと これと わたしと あなたと 比べ…

犯人探し

どこかに 悪いやつがいる そいつを 引っ張り出して やっつけて しまえば きっと全てが 上手くいくから、と なぜか 悪者を作り上げ 敵を作り上げ 倒すべき何かを 先に見てしまう 知らない不安 見えない恐怖 悪を倒す意外の シナリオは描けないのか 悪者の 概…

英語教育

aと theの違いを 教えないという 理由は この子たちには 難しいから。 northとwestは 教えるのに southとeastは 教えないという 理由は 教科書にないから。 ○○県の中学英語教育。 友人のALTから聞いた話 コトはこれだけではないみたい。 それが積もって ALT…

お買い物

ギャフン、と 言ってしまった 外で猫になり 内でニンゲンになる 卑怯な ニンゲンなのだが 物欲のない それが はじめて高額な鞄を買った 嬉しくて 嬉しくて ルンタッタ ルンタッタ 早速 鞄とお出掛け るんたった るんたっタ アレッ 白いトップスに 茶色い染み…

グシャグシャの顔して わめく顔が浮かぶ 不安になって ワーワー 泣いていたとさ。 誰かのコンサートに 行くというから 洋服買って オシャレでも、と。 そんな話をしてたのに… でも浮かぬ顔してた 不安そうな顔してた 感じてたけれど 少し押してみた あ〜 す…

ビル群

空を見上げると カクカクした 四角の空がある 足で踏むのは どこまでも続く 硬いアスファルト 鼻につくのは 濁った空気の重さ 身体が感じる 都会の空間 朝のラッシュに まみれて なぜか安心する ああ 自分はどこかに 向かっている 一人じゃない はぐれていな…

懺悔

自分は悪だと思う そう言う自分が とても悪に思う 優しくも 温かくも 人想いでも、ない。 どこかで 誰かを いつも 傷つけている どこかで なんて言うと また自分を 見ていない、そう思う ポロリと出た言葉が ポロリと出した文字が サッと出た行動が とにかく…

1日15秒

思い悩んでいた 考えすぎていた 頭はカチコチに ノートを見ると なんと 7つのことを 考えていたことを示す 赤いラインの跡を見る ハレツ寸前の頭で コンビニで 口を開いた 「50円切手を1枚下さい」 すると 店員さんの 頭になんと! ?(ハテナ)が 3つ並ぶの…

コトは

twitterを見ていると ときどき イライラしてくることがある 私の持病みたいなものかも なぜそうなのか どうしてそうなのか イロイロ考えている 使い捨てのように 言葉が流れてゆく そう言うと 言葉が悪い そう言うと 今風ではない 言葉が大切に されている環…

○○語

150を越える国から 構成される世界 言語はそれ以上だ フランス語 イタリア語 ラテン語 タイ語 英語 ロシア語 日本語以外の外国語を 片っ端から 口走ってみた ただ、今のところ どの言葉も 身体に馴染まない 最後はもう 自分で言語を作ってしまった とにかく …

マルセル・デュシャン

学生時代の課題、 マルセル・デュシャンの 展覧会に行って何か書く。 他にも課題はあったものの なぜかそれを選んだ 何か書かなくては 何か書かなくては そんなことで頭が一杯 緊張して目も頭もカチカチに 作品一つ一つを凝視する あっちの角度から こっちの…

あんた 笑った方がいいよ そう言って あっちに こっちに 連れ回された。 ずっと楽しむことが 下手だった クリスマス会も 誕生日会も 皆が何処かに 遊びに行くときも 机に向かっていた 笑い声がする キラキラ光がもれる 楽しむ権利も 喜ぶ権利も 笑う権利も …