正直

まっすぐで
あろう、と
すれば
するほど
視界は
ぼやけ
先が見えずに
その思いは
儚く
崩れてしまう。
ゆがみに
歪みきった
のびに
伸びきった
使えない
ゴム紐のように
曲線を描く。
まっすぐで
ありたい
そう望む心は
既に曲線で
伸びることなど
知らないのだろうか。
ならば
せめて
曲線にそって
軽やかに
滑らかに
舞いたいもの。