世の中

後ろ

鼻水たらした じいちゃんが 自販機に いた 何度も何度も 間違った 穴にお札を通す そこじゃないよ もう一段下の ほら… そこそこ 違うってば… 歩いてお買い物の 母とわたし 見て見ぬふりを…と 思って、けど 結局 戻ってしまう。 お札の入れ場所を 伝えて そっ…

あるもの

敵などいない 悪などいない 恨み 辛み 呟くなかれ ただ その心あるのみ 生きている ただ それだけで 罪深きことなり 敵などいない 悪などいない あるのは その 心のみ

イマドキ

マニュアル人間 指示待ち人間 打たれ弱い 最近の若者は… こんな言葉を 誰が 発しているのか どこで どうやって 刷り込まれるのか ナマで聞いた 別の 最近の若者像。 とても「純」だ そうだ 自分たちの世代では 考えられないほどに 純粋だという いいことだと…

裂け目

サラリーマンが 倒れていた 立ち上がっては グニャリと 倒れ 立ち上がっては グニャリと 倒れてしまう。 4人の駅員さんに 引きずられ 駅員室に 消えてしまった。 「ひどい顔色やったな」 「ありゃ貧血やな」 後方から 違うサラリーマンの 声が響く。 なんに…

不思議

世の中には たくさんの 不思議がある 自然現象の不思議は さることながら 人間の考えること 思うことは 行うことは とっても 不思議なこと おかしなこと おかしいんじゃない って声をもっと あげてもいい気がする 良いおかしいも 悪いおかしいも よくわから…

会話

「これなに?」 「乗らないよ」「これなに?」 「乗らないよ」「これなに?」 「乗らないよ」3歳くらいの子と そのお父さんの会話 これが5回程 繰り返された とても、とても 不思議な会話 質問と答えにならない 子どもはスーパーの カートのことを 質問して…

20年後に

3歳の、あの悠仁さん 動物園に行かれたそう モルモットに触れながら 「どうやって持ちますか」と。 はきはきと 担当の動物園職員に 質問したそう。 報道陣にも動物を抱いて 「こんにちは」と あいさつされたそう。 そういえば、 3歳だった、あの愛子さんは …

ただ

ただ 憎まずに 恨まずに 妬まずに 生きる ただ 快く 気持ちよく 心豊かに 穏やかに 生きる こんな世で あればと 深く 深く 願う

健康

健康 不健康 ハイ おしまい。 …じゃなくて 不健康が良くないから 健康になろう そう思う。 なんだか ありきたり 不健康は 悪いから 健康になろう これもまた 同じか 不健康でも 健康にいよう こりゃいい。 病気を持っていても 元気でありたい そんな人は 大…

善悪

善悪二元論は よくない、とは いうものの どうしても これは悪で これは善でと 考えていた 密かに 私は 悪ではないと 一応は善い人間だと 頭の隅に置きつついた 最近はこう 善も悪もごっちゃまぜ はっきりとはしない 自分自身が 悪になりうる ならないなんて…

誰でも

キコキコ カタカタ 80代のお姉さん方が 入ってくる 慣れた感じで コーヒーを注文 二人で 愛車と荷物をひょっこり 置いて 話に花を咲かせる 半身不随で杖をついて やってきた人も 慣れた感じで コーヒーを注文 ゆっくり、ゆっくり 席につく 白杖でやってきた…

本当のこと…

おめぇ なんにも しらねぇ〜な 下駄を履いた 風変わりな おじさんに 話し掛けられ 政権交代について あっちのヒト こっちのヒトに 語る ふんふん。と 最初は空返事 ワシら労働者はなぁ〜と 永遠に終わらない 話の途中に 何度も 何度も 「おめぇ なんにも し…

豆腐

「豆腐のように やわらかだった」 沖縄戦で 人を刺した 最初の印象を 語った人の話し。 遠い話 終わった話 関係ない話、か。 大多数のイエスの中で 自分なら どう答えたか。 「イエス」と 自信を持って 答えただろう。 きっと優等生だったに 違いない。 生活…

今宵は

『今夜 午後8時30分から 午後9時頃まで 「月下美人」の花が咲きます 良ければ 4号棟○階に お集まりください』 エレベーター下の 回覧板に こんな手書きの 伝言が 誰だろう こんなところに こんな一言を おいてくのは 数分しか 咲かない花は 見えなかった け…

調べもの

2009年の 調べものに インターネットは 必須みたい もし 1990年に 死んだ人が 生き返ったのなら この世界を なんて呟くのか 100年前の人の 調べもの 1000年前の人の 調べもの どうしてたのか なぜ人は調べ なぜ人は記録し なぜ人は情報を 得ようとするのか …

手話

先日 あるファーストフード店で コーヒーを飲んでいた すると 二人組の 聴覚障害者が やって来た その隣に座った スポーツ帰りの 小学生二人 手話で会話する 二人を見ながら 手話について 語りだす 俺も手話始めよっかな 絶対出来ると思うワ と大きな声で話…

この世

バレエを教える 友人曰く 小さい子に 教えるのは けっこう 難しい、と なんで? まず、右・左 という概念が ないという これは面白い だから 右に左に という言葉 いや、そんな記号が 使えない この世界を この社会を こうなんだと 捉えられたのは いつから…

なんにもない

神戸新聞 掲載記事 (2009/6/26) 58歳のある 男性 万引きして 捕まったそう 小学校3年生で 家出して その後は 山で自給自足 25歳から全国を放浪 住民票も 戸籍も もちろん 国籍も 身分を 確認できるもの なにんにも なし 男性は 答える 「家出して ずっと …

雨がすき 傘をさして レンインシューズを 履いて トコトコ 歩くのが なぜか好き エイヤッと 傘を捨てて ずぶ濡れで 帰ってみたい なぜ天から 水がこぼれ 落ちるのか 仕組みは あるのだろうけれど そんなの 知ったこたない ただ 上から水が 降ってくる なんだ…

輝いて

趣味は 仕事に しないほうがイイ そう聞く そうなのかな 皆が みな 一番輝けること それを中心に 生活したら 素敵な 世の中に なるじゃない 仕事というものは… 世の中というものは… 集団というものは… 生きるってことは… 現実ってものは… それは少し横に 寝…

とっても

ヒトは なぜ 複雑な 感情を持ち 複雑な 人間関係を構築して 複雑な 社会を作るのか 複雑と 思い込んで 実は とても シンプルで とても 簡単な ことなのに 皆が 快適に 気分よく ならないのか 誰一人として 同じヒトなんか いやしない これって とっても 愉快…

死ぬ瞬間

死の瞬間をとらえていた なんていうと どこの誰の死の瞬間なのかと 思ってしまう けど 違う ヘビとカエルが 色鮮やかに写し出されていた ヘビは大きな口を開け カエルがその口に収まっている その目がとても 印象的 ヘビの目は 生 カエルの目は 静 生死とは …

専業主婦

20代は 専業主婦思考が 強いみたい 夫は外で仕事 妻は家で家事 賛成が 4割 そんな結果がでた 30代より 40代より 50代よりも その数は多いという もう随分働いたから 落ち着きたいから 結婚したい 今が一番 精神的に安定してる と 結婚した友の話 そう、皆20…

笑顔

とても 美しいひとをみた 力がみなぎり 目から放たれる 強さと美しさが たまらなかった ただ本当に 輝いていた 正面で話す 友人も輝きだした こんな笑顔と美しさが 日本中 世界中に 広がればと思う 笑うことの効用が 言われているけれど 内面から 溢れる あ…

子ども

いとこの子 8月15日で3歳に パチパチパチ 只今 いやいや! 反抗期だそう 話を聞いて! 構ってよ! そんな 裏返しのような 気もする その上 トイレで 用を足せないと 困った 困った!? シングル(一人親)のいとこ とても忙しい その上 祖父母も また忙しい …

守る

大阪では マスクだらけ 7割かな 私は3割か 侮ってはいけない そう知りつつも なぜか3割に 我が身を守る そのために 白い布で 皆が口元を 覆う 帰宅すれば 手洗い15秒に ガラガラうがいを10秒間 連日のニュースでは マスクを求める 長蛇の列が マスク姿の 通…

ひきこもり

知り合いの子が ひきこもり中 親はヤイヤイ 子は黙々 社会はギズギズ 昔から あったのか ひきこもり 怖がらなくても 恐れなくても 受け止めるから 出ておいで と 言ってくれない 失敗しても 落ち込んでも また起き上がってこればいい とも 言ってくれない 一…

服がない 身に合った 着心地の良い 納得できる 一着が欲しい 色や デザインは たくさん 見かけるけれど サイズが ない やせても 肥っても 合わない 見た目ばかりに こだわって 本当に人を見て 作られてきたのかな 服も時代や社会を 表している 目が回るほど…

偏った 貧しい 「美」 に対する 価値観を持っている 世間でいう 「美」に 翻弄されている 頭の先から 足の先まで どう見せるのが 「美」なのか 教わった 小・中・高時代 今でもその 価値観を 崩せないでいる 止められない 身体ウォッチング 筋肉やら 背中や…

良し悪し

自分は良い子 そう生きてきた 大きな 大きな 間違い わたしは 間違いを 犯す かもしれない わたしは 人を殺めてしまう かもしれない 人を傷つけてしまう かもしれない (もうスデに) あらゆる悪への 道は開かれている そこに積極的に 足を踏み入れなくても …