住処

蹴り飛ばし
踏み倒し
ふんっ、と
知らん顔。
視線で
言葉で
動きで
傷つけ
ふんっ、と
知らん顔。
トゲトゲ
してて
ギスギス
してて
ふんっ、と
知らん顔。
どうしてさ
いつからさ
こんな
自分に
なったのは。
となりに
座った
やさしい
こころ。
あったかい
こころ。
透き通った
こころ。
脆くて
きれいな
こころ。
そんな
こころを
見るたびに
触れるたび、
我のこころの
醜さ
際立つの。
いつからさ
なぜなのさ
そっと
後ろのほうに
見えないように
汚いこころを
隠しとく。
そんな行為に
またも
恥を知る。