豪雨の
あとは
必ず
晴れだった。
それが
いま、
豪雨
どころか
水滴
一滴とて
落ちやしない。
いまか
いまかと
待つ
空に、
広がるのは
分厚い
塵と埃。
止まない雨より
降らない雨に
恐れ戦く。
お愛想がてら
照らしてくれる
光は
お日さまなのか
お星さまなのか。
枯れた
大地は
答えてくれない。
豪雨の
あとは
必ず
晴れ
だったのに。